お伝えしたいことは「運命は改善できる」ということです。
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08/12
人の魂は蛍となって飛び去る ~みんなが先祖の帰りを待った~
澤谷 鑛

 7月15日はぼんで、8月10日は旧ぼんでした。
 ある年の8月4日の夕方、久しぶりに「風」さんに会うため、京都駅に向かった。
 その日の朝方、会えないか、と携帯に連絡があり、喜んで会うことにしたのだ。

「風」さんのお父さんは、若い頃の私にとっては、魅力的な方で、誰に阿(おもね)るでもなく、のびのびといきいきと自由に、みずからを自信をもって生きておられた。講演は特に魅力的であり、その中にカウンセリングの話しが入ろうものなら、私などは釘付けになったものである。笑いあり、涙ありの自由自在の講演力だった。

「風」さんとは、ほぼ3時間を話しに費やした。
『しあわせな人生を実現させる4つの法則』(澤谷 鑛 著・インフォトップ出版)の感想を、彼はまず述べた。

 スーッと読めること。
 どのページを開いても、小見出しから読めば、どこからでも読めること。
 スーッと読めるが、実は色々なところで心が引っ掛かっていること。
 読む人によって浅くも深くも読めるのではないか、ということ。

 などを話してくれた。
 様々な話しが出たが、一番印象深かったのは、こんな会話だった。

風「現代は、目に見えないものは信じないという考えが主流ですからね」
鑛「そうだね。近代合理主義の枠から抜けられないのだろうね。そのベースには、ここ200年の科学の歴史が大きく作用しているんだね」
風「でも、昔は、みんながご先祖の帰ってくる日を待ちましたよね。そのうちのひとつが仏教とむすびついてお盆となったのです」
鑛「ほう。みんなが先祖の帰りを待った……」
風「陰暦の7月にはズレがあり、太陽暦では8月になります。今でもこの月にご先祖が帰ってくると考えている地方は多いようです」
鑛「先祖に盆花(ぼんばな)を捧げたりするのは、迷わずに戻れるようにするためだ、と説かれていますね」
風「日本人は、古来〈魂〉の存在を信じてきました。先生の方が専門ですが、『伊勢物語』に興味深い話がありますね」
鑛「『伊勢物語』ねぇ」
風「主人公の男―在原業平(ありわらのなりひら)がモデルとされる―に対して、密かに思いを寄せる女性がいる。しかし、告白も出来ないままに病死する。不憫に思った親は、男にその由を伝える。男は、自分には無関係だとは思いつつ、亡き人を悼んで弔問に訪れる。すると一匹の蛍が夜空に舞い上がる……」
鑛「蛍……そうだね」
風「話しはこれだけなのですが、昔の人は“人の魂は蛍となって飛び去るもの”とみていたことが分かります」
鑛「小林秀雄が『モオツァルト』に掲げられた献辞に“母上の霊に捧ぐ”とあるんだね。小林秀雄は母親の“霊”の実在を信じていたことになる。仏に上げる蝋燭を切らしたのに気づき、小林は買いに出かけるんだね。夕暮れ時にね。門を出ると行手に蛍が一匹飛んでいた。母親は5月27日に亡くなっているからね。その年は初めて見る蛍だった。今まで見たことのない様な大ぶりのもので、見事に光っていたんだ。“おつかさんは、今は蛍になっている”と小林はふと思うんだね」
風「なるほど。あの小林秀雄が、ですね」
鑛「古来、蛍だけでなく、蝶や鳥にも同じ思いを抱いていますね。日本武尊(やまとたけるのみこと)が亡くなった折、その魂は白鳥になって飛び去った、と『古事記』や『日本書紀』は伝えていますね。表現していると言った方がいいのかな」
風「時を定めて来訪するご先祖は、子孫に幸をもたらし、その行く末を見守るためにのみ訪れた、と神道では言い、もともと先祖の祭祀を行わない仏教が亡者の供養を説いたため、本来の姿が見えなくなっているのが、現在の盆の行事だ、という話しを聞きましたが、お金や人を集めているのは、神道以上に仏教だというのが面白いですね」
鑛「人が生きるという人生に近い方が、牽引する力があるのかも知れないね」


澤谷 鑛 のカウンセリングは、コチラ…
澤谷 鑛 のセミナー/講演会情報は、コチラ…
コメント

観念と実在
澤谷先生 こんにちは

「風」さんのお父様は、とても魅力的なお方なのですね。

魅力的で自由自在の講演力というのは、「誰に阿(おもね)るでもなく、のびのびといきいきと自由に、みずからを自信をもって」生きておられる人間の内側からあふれでてくるものなのだろうと思いました。

先生が言われる「ほんものにであう」ということが、なにをするにも人をひきつけてやまない魅力を生み出す源なのだろうと感じました。


『しあわせな人生を実現させる4つの法則』についての「風」さんの感想と同じような感想をわたしも思っていました。

読む人によっても、読む人のそのときどきの心の状態によっても、浅くも深くも読めると思いました。
心の深化によって、読むたびに様々なことに気づけたり、深く感動したり、心が洗われることがあったりします。これは、先生のご著書のすべてに感じていることです。
人間の心は、常に進化・深化しているものなのだなと思います。


先生と「風」さんの会話を拝読し、
古の日本人は、自然と調和し、自然を愛し、自然の一部である自身や家族の存在を愛し敬っていたのだろうと感じられました。それは、とてもしあわせな生き方なのだろうと思います。

大自然のリズムと調和して生きているとき、肉体が亡くなっても魂は永遠に存在し続けていると観じることは、とても自然なことだったのだろうかと思いました。

小林秀雄は、見事に光っている蛍を観て“おつかさんは、今は蛍になっている”と思われたのですね。
人間がふと感じる、理屈を超えたところから観じられてくる直観のようなものが、ほんとうのことなのかもしれないな……とかんじました。


子どものときに、盆入りの夕暮れに蝋燭を灯した提灯をもった祖母と一緒に、近所をぐるっと一周して歩いた記憶がよみがえりました。
祖母は祖母の人生を、最大限にいのちを燃やして生ききり、今も祖母の魂は輝いているのだとかんじました。今になって、祖母の想いが少しずつわかるようになり、涙がでます。ありがとうございます。

拝読でき感謝しております。ありがとうございます。

ありがとうございました。
NAO [URL] 2014/08/12(火) 11:02 [編集]

すべてのつながりに心開かれるとき。
澤谷先生が風さんのお父さまを語られるお言葉を拝読していて
まるで、澤谷先生ご自身のお話を、どなたから語られているかのようだと感じました。
人は、強く心惹かれ憧れる人に似てくるものだと言われますが
そもそも魅力を感じた時点で、自分の中に同じ美点がある証拠なのだとは
先生の養成講座で教えていただいたことでした。

先生が風さんのお父さまに出会われたのも
ご自身の中におありである美点を、豊かに表し出され
更に磨いて、生きていかれるために
先生の潜在意識が、自覚することなく引き寄せられたものであったのでしょう。
そうして、そのお父さまの薫陶を受けられて
先生は今の先生となられたのであり
そのお父さまの命を、ある意味受け継がれ
更に発展させられて、今を生きておられるのでしょう。

そのように思うと、目の前の記事を通して今お会いしている先生の後ろに
そのお父さまの豊かなご臨在を感じるような気が致します。
そうして、その方お一人だけではない。
澤谷先生が今の先生になられるまでにご影響を受けられた方々
数えきれないほとの多くの方々のご存在が感じられ
ああ、生死に関係なくすべてはつながっているのだ、
誰も独りになどなり得るものではなく
切り離されて存在することも、ありえないのだと
深い感動に包まれます。

このような感動を感じるのも、お盆のためでしょうか。
祖先が帰ってくると言われるお盆ですが
ただ、祖先があの世から帰ってくるというだけではなく
この世にいる人達の意識もあの世に向けて開かれ、つながり
見えないだけで、実は何らかの疎通がなされている、
お盆というのは、そのようなときではないかと感じられてなりません。

蛍や白い鳥が「飛び去った」という下りを、美しいなと感じました。
思い残すことなく飛び立っていく姿は、なくなられた方の成仏を表しているようでもあり
肉をもって生きている限り煩悩から離れることができないわたしたちに
いつか訪れるであろう悟りと解脱を教え、導いているようにも思えます。

今生きているわたしたちも、気づこうが気付くまいがみな同じように
蛍や白い鳥が飛び立って向かって行ったそのところを
肉をもって生きながら、実は求めているのではないのだろうかと
そんな風に感じられるのです。
桜 美穂 [URL] 2014/08/12(火) 11:22 [編集]

蛍とともに祖母の霊がやってきて、満面の笑顔で「○ちゃんが頑張っていることよくわかっているよ」という場面をイメージしたところ、2年越しの「蛍にあいたい」という夢がかないました。

市の職員が、育てている蛍を蛍まつりに行ってきたのです。

市の職員さんたちは、知らず知らずにご先祖様たちの霊との繋がりをよみがえらせる使命も兼ねているのかもしれませんね。

奥ゆかし♪

日頃の感謝を込めて


もも [URL] 2014/08/12(火) 19:41 [編集]

ことしの7月に、初めて蛍が飛ぶ姿を見ました。

2~3匹ほどだったのですが、ひとつの暗い山の中をふわりふわりと飛ぶ光を見たとき、一瞬、火の玉かと思い、なんともいえない緊張が体を走りました。蛍だったのです。

なんともいえないあの動きが、はかなげで、切なくて、なにか胸に迫ってくるものがあります。

林のなかを近付いたり遠ざかったりする姿は、私たちの様子(ホテルの蛍鑑賞会の参加者)をうかがっているようでもあり、そのたびに、皆が「ああ~」とか、「きたきた」とか声をあげるのを楽しんでいるようでもありました。

ひとりの髭を生やしたご老人が、「ありがとうー。」と蛍に向かって声をかけられ、そのお言葉が私のこころにとても響いて、涙がにじんできました。いつまでもいつまでも、ありがとうの言葉がこころにこだまして、不思議な感覚でした。

あの蛍の光や動きは、なにかあの世のこと?を人に思い出させるのかもしれません。(自分が魂となってあの世に向かうときのことかな?妄想しすぎ?)だから、蛍を見ると亡き人だと思うのでしょうか。でもきっと、そうなんだと思います。(妄想・暴走族発進中!)

以前、仕事で、ご主人を亡くされたばかりで、落ち込んでおられる方のところへ訪問しました。あんまり落ち込んでおられるので、「私は、鳥が目の前で飛んでいるのを見ると、ラッキーって思うんです。そして、実際に困った時があっても、鳥が飛ぶのを見たときは、なぜか、うまくいくんです。」と話をしたんです。

するとその方が、「からすがね、毎日、その窓のところに止まるんです。」とおっしゃいました。「あっ、そのからす、ご主人かもしれないですね。」というと、「私も今、そう思いました。主人はいつも、わたしのそばにいてくれたんですね。がんばらないとね。」と涙ぐまれました。

愛する人の体はなくなっても、魂はいきていて、いろんな形となって、私たちのまわりにいてくださるのだなあと思いました。そして自分も、いつか、そうなるのだなあと思いました。

長々とすみません。御文章を拝読し、思い出したことです。ありがとうございました。
エンジェル [URL] 2014/08/12(火) 19:52 [編集]

夢・幻の奇蹟の景色
NAOさん。

NAOさんが子どもの頃、
「盆入りの夕暮れに蝋燭を灯した提灯をもった祖母と一緒に、近所をぐるっと一周して歩いた記憶がよみがえりました」
と書かれていますが、そんな風習というか行事というか、あったのですね。子どもの頃にすんでいたところに……。
そこを拝読しながら、なぜか母の田舎の田んぼにもの凄い数の蛍が幻想的に浮かんでいたのを思い出しました。僕にとっては、夢・幻の奇蹟の景色を、祖父と祖母は、その風景をあたりまえのように眺めていたのを印象深く覚えています。
澤谷 鑛 [URL] 2014/08/15(金) 17:52 [編集]

むすび
桜 美穂さん。

縁(えにし)の糸をむすぶ愛と信頼の絆、とよく私は言いますが、縁をむすばなければ、いくら因(もととも読み、原因です)があっても果(結果)は現われません。因・縁・結・果の法則というのは、おもしろいですね。因があって、縁があっても、それが結ばなければ果はあらわれないのです。
むすびとは何なのでしょうか? むすびというのは、結婚の結のあたる字ですね。羽織の紐を結ぶ、といっても、最近は羽織をあまり着ません。靴の紐を結ぶ、というのならわかるでしょう。紐の左と右を結び合わすと、前の結ばないときよりも、結んだときの方が、美しい形が現われてきます。新しい価値の創造といえます。
おむすび(おにきり)もごはんよりも美味しく食べられ、同じお米なのに人気があります。コンビニなどでも大いに売れているようです。
澤谷 鑛 [URL] 2014/08/15(金) 18:42 [編集]

奥ゆかし
ももさん。

二年越しの蛍に会われたのですね。蛍まつり行かれたのですね。
そういえば、ここ数年、蛍に会っていないですね。
奥ゆかし、ですね。もう一歩奥に行ってみましょう。
澤谷 鑛 [URL] 2014/08/15(金) 18:48 [編集]

お墓にとまった
エンジェルさん。

すばらしいご文章に感動しました。
「姉の50回忌」を飛び飛びとは言え連載中であり、溶け込んだ形のご文章になったのでしょうか。
そういえば、岐阜でお墓参りに行ったとき、どうゆうわけか、揚羽蝶のような大きな美しい蝶が、私が合掌しているときにお墓にとまりました。心がほわっんとして、この「人の魂は蛍となって飛び去る ~みんなが先祖の帰りを待った~」を思い出しました。
澤谷 鑛 [URL] 2014/08/15(金) 19:02 [編集]

結ぶこと、生きること、勇気を出すこと、しっかりとつながること。
澤谷先生

結ぶとは生きること、勇気を出してつながっていくことかと思われました。
結ぶこと、勇気を出してしっかりと生きること、つながること。
あわせてよくよく考えていこうと思います。
今このときから、しっかりと結び、共に生きる人生を心がけていきます。ありがとうございます。
桜 美穂 [URL] 2014/08/16(土) 16:50 [編集]

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