お伝えしたいことは「運命は改善できる」ということです。
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04/01
彼岸の晩酌(一)
山口 悟(養成講座8期生)

 人とは不思議なものです。見えない生命を使用し、何かを表現しようと日々生きています。そこには、喜びも悲しみもあらわれてきます。またそのような生命の力をつなごうともします。親から子へ、そして孫へ……。
 縦につながるこのような家の系譜を喜び、言祝ぐ心があります。日本人は、そのような先祖から子孫へとつながっていく心を大切にする習慣が古くからありました。今、そのような縦につながる心の系譜は、大切にされているのでしょうか。

 人の相談に接するたびにいつも思うことがあります。
「その結果はまだ途中経過なのだ」
 と……。野球に例えるならば3回裏や7回表や9回裏の状態なのだと……。喜びも悔しさも、幸福も反省も、まさに現実のものであるからこそ最後までしっかり生きて、味わい尽くすとき、人生の充実感が一層増すのだと思うのです。
 それでも幸福な瞬間に出会えた人の人生に立ち会えたときは、人間とはなんと素晴らしい存在かと感じることがあります。それが幼なじみの友であったりするならば、なおさらのことです。

 いつか一人の女性の生き方として詳細に書き残してみたいと思っていますが、つくづく人間関係とは不思議なものです。小学校の頃には予想もしえなかった人生を送ったのでしょう。息子ふたりを立派に成人させ、母子家庭のハンディにも負けず、社会人としての地位も得て、部下を持ち、苦労をかけられ別れた夫のことも現在は世話をしている彼女。
「人間は、苦労を重ねた人のほうが、強く、優しいなあ」
 とA子をみて感じます。

 そんなA子から相談をうけたのは、昨年の暮れのことでした。
 どんなことも持ち前の強さと優しさで解決してきた彼女の悩みは、部下の女性のことでした。その女性は離婚し、中学生の息子と2人暮らし。アルコール依存であり、生活水準以上の生活をし、過保護である母親。

 A子には自制の効かぬその母の姿にも以前から不満はありましたが、今回はそれに加え、精神的に体調を壊し「挙動、言動ともに正常ではない」と判断せざるを得ない状態でした。しかし、病気療養や入院ともなれば家計が困窮するし、子供の養育ができない場合は、親子離縁となることも予想されます。そして何よりも職場の他の職員に負担がかかり、迷惑をかけてしまうことが問題でもありました。

 そこで「どうしたらいいと思う」というA子に、入院など現実的な対応と会社としての社会的対応は万全かどうかの確認をし、そうした対応の他、個人的にも部下やそのお子さんのために自宅訪問やメールなどで状況を確認し、部下の業務終了後の状態にも親切を尽くしてあげていることがわかりました。もちろんその他色々なことを話してくれました。

 例えば、一番近くでその母と接している息子さんに彼女から、
「お母さんに、今はお酒を飲ませてはだめよ」
 とメールを送ると、
「わかった。でもいつになったらお母さんにお酒をあげてもいいの?」
 と返信がかえってくるそうです。その言葉には、母を想う子供のつらさが伝わってきて返事に窮するのですが、
「おばちゃんが良いというまで、だめなものは、だめよ」
 と送信しなければならないのです。さすがの彼女も、やることはやり尽くし、すこし疲労困憊という感じでした。

 A子の対応は十分すぎるくらいでしたし、会社としての対応も万全だと理解した私は、話を聞きながらまったく違う解決の糸口が心に浮かんでいました。しかし、理解してくれるだろうかと不安がないわけではありません。幼なじみという人間関係が、どこまでの信頼に繋がるだろうかとも感じていました。
 しかし、今しか話す機会はないとも思っていました。そしてもう一つ、それは心の世界の不思議さを私自身が感じていたのだと思うのです。

≪『彼岸の晩酌(二)』へ続きます≫

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コメント

一番辛いのは、息子さんなんですよね?
A子さんや山口さんに、SOSを発信しキャッチされて良かったと思います。その時の感情で、離婚をする人が多くなりましたが、離婚して一番辛いのは、子供と自分なんですよね~
私も、色んな事で悩み 子供と一緒に・・・って悩んだ時がありました。自分だけ…とか、小一年の息子の泣き声を聞くだけで、この子を泣かしたらいかん!と回りの人に支えられて頑張って生きて来ました。その息子が、今は、中3です。諦めなくて良かった。諦めなくて良かった。と思いました。
生きていれば、必ず 幸せになれると思いました。

どうか、その息子さんとお母さんを助けてあげて下さい。世の中には、簡単に解決出来ない事がたくさんあると思います。でも、諦めちゃだめです。
私は、心の病になりましたが、たくさんの人から愛を頂いて、感謝しています。
ありがとうございました(⌒‐⌒)
藤 紗登子 [URL] 2015/04/01(水) 14:46 [編集]

こころを映す鏡
藤 紗登子様

コメントいただきありがとうございます。

《 一番辛いのは、息子さんなんですよね?》

そうですね、大変辛かったと思います。
親を思う子供の心と、子供を思う親の心
A子さんは見ていますね、親子の姿を。

A子さんの環境は、A子さんの心から
展開されていきます。

A子さんは大変面倒見が良く、お母さんと息子さんを
今も近くから遠くから上手にお付き合いをされています。

《私も、色んな事で悩み 子供と一緒に・・・って悩んだ時がありました。回りの人に支えられて頑張って生きて来ました。その息子が、今は、中3です。諦めなくて良かった。と思いました。 生きていれば、必ず 幸せになれると思いました。》

人生の深いご経験があってお書きになった文章ですね。
色々なことを乗り越えて今現在の幸福がおありなのですね。

A子さんと私は、小学校の幼なじみで、A子さんのSOSを
キャッチしたことで、A子さんのその後の壮絶な人生を知ること
になりました。そのようにA子さんの人生をゆっくり聞くことが
出来、幼なじみという信頼関係が、明日以降に続く解決の糸口へと
向かっていきました。ぜひつづきをお読みいただけるとありがた
く思います。

山口悟
山口 悟 [URL] 2015/04/01(水) 20:06 [編集]

ほんとうの問題はどこに
「その結果はまだ途中経過なのだ」というお言葉が
心に残りました。

ともすれば、目先のことですぐ人や物事を判断して
答えを出しそうになってしまいます。
そんな近視的な見方では、大切なことのほとんどを見落としてしまいますし
無限の可能性がある未来をも、自分の思い込みで捻じ曲げてしまいます。

すべては途中経過。
ますます、そう見守れる目と心を養いたいと感じました。

どうして、A子さんの元に、その女性、そのような問題が現れたのか。
A子さんはそこを鏡としてご自身の何かを見ておられる。
なにか、学ばねばならないメッセージを
受け取っておられるように感じました。

次回が楽しみです。
桜 美穂 [URL] 2015/04/02(木) 11:36 [編集]

途中経過は暗くない、わるくない。
桜 美穂 様

コメントいただきありがとうございます。

《すべては途中経過。ますます、そう見守れる目と心を養いたいと感じました。》

すばらしいですね。A子さん自身の人生は今回あまり表現していません。しかし、A子さんが経験した生活が、A子さんの魅力となり頼られる存在になっておられます。

《どうして、A子さんの元に、その女性、そのような問題が現れたのか。》

そうですね。

《A子さんはそこを鏡としてご自身の何かを見ておられる。》

そうですね。A子さんが自分の人生で、こころの中で、忘れているもの。
見ないようにしてきたこころ、本当は素直に表現したいこころを見ている。

《なにか、学ばねばならないメッセージを受け取っておられるように感じました。》

そうですね、より幸福な人生の本質をお知りになることになります。おそらくこれからは、人の相談に対しても、今までとは違う答えを導き出されるようになるでしょう。

山口悟
山口 悟 [URL] 2015/04/02(木) 13:10 [編集]

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