お伝えしたいことは「運命は改善できる」ということです。
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04/09
それでも人生にイエスと言う
                                      出口 光

「それでも人生にイエスと言う」というフレーズを知っていますか?
フランス革命のときに、戦火の中で口ずさまれた言葉です。
この言葉を、ナチスドイツのユダヤ人強制収容所から奇跡的に生還した心理学者ビクター・フランクルの本で知りました。

ある夜、仕事で遅くなり渋谷からタクシーを拾いました。
「○○まで行ってください。」
そして、そこまでの道順を運転手さんに告げました。
「お客さん、それよりも○○通りに入ったほうが、距離が短いですよ。」
「あ、そう。じゃあ。そうして。」
「私はタクシーを始めて1ヶ月なんですよ。でもなかなか良い運転手になれない。お客さんの言う通りにしたら距離が稼げるのに、それでは高くなってしまうと思って、いつも余計なことを言っちゃうんですよ。」
「その方がずっと良い運転手だよ!!」

私はそんな運転手さんの過去に興味を持ちました。

「タクシーの仕事やる前は、なにやってたの?」
「私は、本当は左官屋なんですよ。この歳になるまで、ずっと日本家屋やお寺の壁を塗ってきたんだ。でも仕事をくれる工務店が2つ潰れてしまい、ほとんど仕事がなくなったので、運転手を始めたんです。ときどき左官の仕事が入れば、タクシーの合間にするんですよ。」
「壁が一人前に塗れるようになるまでに何年くらいかかるの。」
「お客さん、京壁を塗れるようになるには最低でも5年はかかるね。こての返し方が難しいんだよ。こての返しが同じ方向を向いていないと、太陽光線の関係でそこだけ色が変わるんだ。」
「職人さんはすごいなあ。その道一筋だもんね。」
「もう本当の壁を塗れる職人は少なくなってきたよ。ハウスメーカーの家はこの不況下でもたくさん建つけど、和式の家を建てる人は本当に少なくて、仕事が全然無い。私の仲間も廃業を考えていますよ。」
「そうか。日本はもともと職人文化だよね。教育方法も違うし、日本の良さが残っていますよね。これが無くなるのは嫌だよ。」

私達は、話に夢中になっていました。
彼は、日当や材料費、工務店との関係など、いろんなことを教えてくれました。
そして氣がついたら、もう自宅の前に来ていました。

「お客さん、私は今はタクシーしてるけど、職人は絶対辞めないからね。がんばりますよ。」
そう言うと、彼はお釣りを渡すために私の方を振返りました。
対面したその人は、顔の痩せた初老の方でした。
少し疲れた表情の中で、目がキラリと光って見えたことを覚えています。
胸が熱くなりました。

『それでも人生にイエスと言う!!』
というフレーズが、そのとき浮かんできたのです。
コメント

イエス
感動して、軽々しく 言葉では表現できません。
職人 としての 誇り を持ち続ける運転手さん。
なんて 尊い。

3歳でお空へ還っていった 息子 のあとにきてくれた 娘が 心配でたまらないわたしですが、
「それでも人生にイエスと言う!」
の心意気で、顔晴ります*^^*
相川有貴 [URL] 2015/04/10(金) 00:29 [編集]

その思いがなければ
それでも人生にイエスと言う!!
それこそがすべてを生み出すのですね。

その思いがなければ、なにひとつ力にもならず形を生み出すこともない。
そのことがよくよくわかりました。

ありがとうございます。
桜 美穂 [URL] 2015/04/10(金) 08:27 [編集]

一軒のお家は職人さんの集大成
出口 光様へ


出口さん、こんにちは!

出口さんの記事を拝読して、思い出した事があります。
そういえば日本家屋って、一軒が完成するまで物凄く長い時間がかかりますよね!

子供の頃、同じ敷地内にあった本家の家を建て替えていた時に、大工さんや左官屋さんや畳屋さんなど、いろいろな職人さんが入れ替わりでする仕事ぶりを見学しているのが楽しくて楽しくて(笑)
邪魔にならない場所で、一つずつ一つずつ基礎から積み上げていく様子を眺めていました。
カンナで木を削る姿や削りたての木の香り、鰹節より薄くてペラペラな削りカスに感動したり。
左官屋さんのどこにも凸凹をつくらない真っ平らな壁を塗る時の手さばきに感動し、新しい畳を入れる時のい草の香りに感動し、高い屋根にのぼり瓦をのせていく姿に感動し。

一軒の家を建てる為に、自分が必要とされている場所で自分が持つ技術と志事を全うする。
自信と誇りに満ちた職人さん達は、本当にカッコ良かったですd(^_^o)

「どうして曲がらないで釘が打てるの?」
「どうしてこんなに薄く木を削れるの?」
「どうしてタイルはピッチリはまるの?」
職人さんに質問ぜめ(笑)

共通して教えてくれた事は…
「仕事が好きで毎日毎日一生懸命やってると、できるようになるよ。はちみつちゃん、おじちゃんに弟子入りするか?(笑)」

そんな自信と誇りに満ちた職人さん達は、本当に輝いていてカッコ良かったですd(^_^o)

だから日本家屋は心底落ち着くし、和むのかもしれませんね(≧∇≦)
ズバッと芯のとおった職人さんの心意気の集大成が、一軒のお家なのですね!

職人さんに10時と3時のお茶出しのお手伝いをして、一緒にお茶をするのも楽しかったです(^○^)

家族で住む一軒家をもつという重みが再確認できました(^人^)

話はだいぶ逸れましたが^^;
「それでも人生にイエスという」
そんな職人さん達の姿を、いつまでも見つめていたいですね。

ありがとうございました(^人^)

はちみつ [URL] 2015/04/10(金) 13:18 [編集]

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