お伝えしたいことは「運命は改善できる」ということです。
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09/03
しらないことを知らないという勇気
                                   橘 美羽

今から数年前――。
私が、テレビ番組制作の仕事をしているとき、知らないことを 『しらない』と、言いにくくなってしまった時期があった。

何年も同じところで仕事をしていれば、当然、後輩という存在もでき、番組内での自分の立ち位置もある。

その当時、
《しらないことは無知で恥ずかしいこと》
と強く思い込んでいたので、何か知らないことが出てくると、
「勉強不足。。。。こんなことも知らないなんて、ダメで無知なヤツ!」
と、その都度、自分を責め立てていた。

そのときの感情を感じるのがイヤで、知っているフリをしたくなったことも、数知れず。。。。誰に対しても何も考えずに、 知らないことについては『それ、知りません』と、ひとこと言えれば楽なのに、それを言うことで「そんなことも知らないの?」と言われてしまうことが、私にとっては、とにかくとても恐怖で悲しいことだったのだ。

なぜ、こんなに言い出しにくいのかと心の中を見てみると、
『バカにされたくない』
『頼りにされたい』
『出来ないヤツだと思われたくない』
という感情があることに気づいた。
そして、そう思われないように、必死に自分を守っていたのだ。

そんな想いを抱えている当時、本を見ると買わずにはいられないほどで、一時期、あり得ない量の本を所有していた。
“無知なことは恥ずかしい”
“なんでも知ってなければならない”
という強迫観念にも似た不安を、少しでも埋めようと必死だったのだ。
出来れば すべてのことを知り尽くして、「知らない」ことをこの世からなくしてしまいたかった。。。
とにかく『それ、知りません』のひとことをいうのが、とても憚(はばから)れ、新しい番組を担当することになると、スタッフもほとんど変わるので、
「私は、当然知ってるべきことを、把握できているだろうか」
「なにか聴かれたときに、キチンと的確に答えられるだろうか」
……そう考えるだけで、気が重くなっていた。

しかし、その後――。
番組のスタッフのひとりが、知らないことを「知らない」と言わなかった為に、ちょっとした事件が起きたり、場面は違えど、自分を投影しているかのような人物が現れ、同じようなことで振り回されたり……と、様々な経験をしていくうちに、
“潔く、知らないことは知らないとどんどん言っていこう!”
と、心に誓った日があった。
それからは、意識も変わっていったように記憶している。

実際、いろんな部署や現場で
「それ、知らないので教えてください」
と、言ってみると、
「そんなことも知らないの?」
と、言われることは、ほとんどなかった。
むしろ、丁寧に色んなことを教えてもらえたり、同じ番組の中だけでなく、様々な部署や場面で助けてもらえることも増えていったのである。

そのころには、以前より、ずっと仕事が楽しくなっていた。
優秀な方々の中で働くということは、もちろん努力も必要だが、
“私が背伸びしても、たかが知れている”
……なんて 気づいたのもこの頃。

更に、
《どう思われても良い》
と、そんな割りきりのような気持ちが出てきて、自分なりに、仕事の取り組み方を変え、それに比例するかのように状況も良い方向へと変わっていった。

この経験の中で得たことは、私にとっては、大きかったように思う。
《自分の中だけで、勝手に恐怖をつくり、不安になっていること》
これは、きっと探せば、この他にも、いろいろとあるだろう。。
それらを見つけたら、その都度、手放していこうと思っている。

しらないことを「知らない」と言える勇気――。
これは、いつのときでも持ち合わせていたい……

そう思う。
(by miu)

……上記を如庵奈津子さんが朗読してくださいました。
実は、この朗読音声は、今までどこにも公開してなかったのですが、ふと皆さまにも聴いて頂けたらと思い、youtubeにUPさせて頂きました。
http://youtu.be/VG-4LJdxmN4
まぁしぃさんのギターと共に、とても素敵な朗読となっていますので、もし宜しければ、お聴き頂ければと思います。
……まぁしぃさんの思いがけない閃き、そして奈津子さんに心から感謝しております。

澤谷 鑛 のカウンセリングは、コチラ…
澤谷 鑛 のセミナー/講演会情報は、コチラ…
コメント

守れば守るほど、すべてが敵に成っていく。
そんな言葉を聞いたことがあります。

それを聞いて、
「ああ、そうだったのか。全部自分が展開していたことなのか」と
すっきりと腑に落ちました。

恐れに向き合い、恐れを感じつくすまで
決して前には進めないということを学んで
ようやく、恐れを手放せるようになった、その過程のすべてが
ご文章を拝見しながらひとつひとつよみがえり

「そうそう、そうなんだよね」とうなずきながら
読ませていただきました。

橘さんが、今まで公開されなかったご体験を
こうして出すと決められた。
その思いの中に、すべての人のしあわせを願われるお心があるのだなと感じ
橘さんご自身が、今ほんとうに落ち着いて、
しあわせに生きておられることを感じて
とても嬉しくなりました。

多かれ少なかれ、みんな怖いのだと思います。
みんなで強がる社会ではなくて
「私だっておんなじだよ。^^」と言い合える
暖かい社会の方が、素敵ですよね。

そんな社会を、時代を、呼びたいなと思います。

ありがとうございました。
桜 美穂 [URL] 2015/09/03(木) 17:10 [編集]

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