お伝えしたいことは「運命は改善できる」ということです。
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02/05
カウンセラーとクライアントの関わり方 ~「偏り」に注意!~
                     のぶさわ正明

たまにお客さんから、「カウンセラー(医者)にキレられました」とか、逆にカウンセラー側は、クライアントさんにキレられてムッとされる場面もあるでしょう。
僕自身もごくたまにですが、お客さんに対して「ムッ」としたり、お客さんに「ムッ」とされる場合もあります。
勿論(お互いに)声を荒げる事はまずありませんが、どうしても表情や態度、口調に出てしまう事もあります。
うちの場合は、「3回で効果が感じられなければ返金保証します」と謳っていますが、先日も2回目の面談が終わった時点で、「次回で効果なければ返金して下さい」と仰った方がいました。
僕は、「え?!! まだ2回でしょ? しかもこちらが出した課題も真剣に取り組んでもいないのに……」と頭の中で思って、一瞬「ムッ」としました。

そして僕自身の自我の防衛機制が働いて、
「このクライアントさんは、親に迷惑を掛ける事を一番避けようとしている。だから親からカウンセリング代をもらって通う事に抵抗し、親の為にお金を取り返そうとしてるのでは? しかも、うつの状態から抜け出してしまうと親に甘えられなくなるから(無意識の)治療抵抗が生じているのでは?」
等と、ブリーフセラピストとしては普通持ち出さない“抵抗”を心の中で取り上げて、自分を正当化しようとした。(反省!)
だからその方が3回目に来られた時には、僕も「返金覚悟」だったが、何故か課題を実行なさっていて「どん底」から抜け出しておられました。

その事から学んだ事は、
「僕がいかにクライアントさんとの協同作業をしていなかったか?」
でした。
カウンセラーとクライアントの関わり方は本来「協同作業」であり、どちらか一方が教えたり、諭したり、一方的に指示したりするものではありません。
けれど、どうしても「カウンセラー(医者)」と「クライアント」という枠組み(治療構造)の中では、「治療者(専門家)」→「患者」という関係に陥ってしまい、そのバランスが崩れやすい。
だから「協同作業」といったバランスを保つために、最近の心理学では「ワンダウンポジション」とか「ノットノーイング」といった、カウンセラーがクライアントよりも一歩下がったり、カウンセラー側は相手の事を何も知らないので、クライアントに教えてもらうといった姿勢を取る事が基本とされています。
ただ実際はカウンセラーや医者という専門職といった立場でクライアントと接するので、「ワンアップポジション」や「オールノーイング」になってしまいがちです。
だからこそカウンセラーは常に自身の「偏り」に注意し続けないといけないと思います。(自戒を込めて)

今回の件で僕が気付かせて頂いた事は、
「怒りの感情が自分の偏りを知らせてくれる」
という事です。
どういう事かと言いますと、通常相手に対する「怒り」というものは、自分の欲求を相手が満たしてくれてないと感じたから生じるものが殆どだと思います。
例えば、
「私を独りにして飲みに出掛けてる夫に腹が立つ!」
「気持ちをわかってくれない親に腹が立つ!」
カウンセラーで言うと、
「折角提案してるのに課題をやってくれない」
クライアント側では、
「この先生は私の事をわかってくれてない」
等、「~して欲しいのにしてくれない」と感じた時に怒りを使って手に入れようとするのだと思います。(※義憤にしても「こうであらねばいけないのに、相手がそのルールを守ってくれない」から腹が立つ訳です)

こう考えると「怒り」が出る場合と言うのは、
「~してあげてるのに応えてくれない」
か、
「~してもらえて当然なのにしてくれない」
という場合に大別でき(ま、どちらも欲求が満たされてないという点では同じですが)、いずれにしても協同作業、コラボレイトからはほど遠い偏りが生じていると考えられます。
つまり、カウンセラー側が怒りを感じた時には、「してあげてるのにしてくれない」といった、カウンセラー側が「ワンアップポジション」、つまり与える側に偏り過ぎているという事を教えてくれ、逆にクライアント側がムッとされた場合は、「してもらいたいのにしてもらえていない」といった、受け取る側に偏り過ぎているといった事を示唆してくれている
と思います(いきなりクライアントを傷つけるカウンセラーは論外ですが)。

そして、この様な「偏った関係」の中で生じて行くのは、ドロップアウトか依存だと思います。
そういった意味でも、クライアントが改善する力は既にクライアントの中に存在している事を信じ、協同作業を心掛け、自分の感情と相手の感情とそれが示す意味を考えてみるのも役に立つかもしれません。

それでは今日も良い変化を!

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コメント

すべてから教わっているという姿勢
のぶさわ正明さんの文章を読んで
自分が体験したことを振り返り
経験を知恵に昇華することの重要さを
学ばせてもらいました。

普段、ただ感情に流されるだけで
終わっているのかを痛感しました。

嫌な感情を抱くことは仕方がありません。
でも、その後に自分がどのように
行動・思考するかは自分で選べます。

『何を選ぶのか?』
そこに意識しながら、これからは過ごしていきます。

また、『協同作業』も心に留まりました。
のぶさわ正明さんはカウンセラーと
クライアントさんの関係において
今回か書かれていました。

しかし、これは、どんな人間関係でも
通じるお話だな〜と感じました。

ですので、私と関わる人に対しても
同じような対応を心がけます。


のぶさわ正明さん
体験からの深い示唆を
ありがとうございます。
よし [URL] 2016/02/05(金) 09:20 [編集]

怒りのメカニズム
怒りの発生するメカニズム。
体験からよくよく腑に落ちます。

自分の意識の偏りに氣づきなさいのメッセージだったんですね!!

抜けてしまうと感謝に変わるというか。
怒っていたなぁと。笑えてきました。
ありがとうございました。
[URL] 2016/02/05(金) 17:57 [編集]

よし様へ
コメントを頂きまして、有難うございました。

僕自身も常に感情を分析している訳ではありませんが、
「強い感情」を感じた時には、その「意味づけ」を
考え、仰る通りどの思考、行動を選び、何を学ぶのか?
を考えたりします。

そういった意味では感情は宝の山だと思っております。

もう一度振り返るきっかけのコメントを頂き感謝しております。
のぶさわ 正明 [URL] 2016/02/06(土) 12:06 [編集]

厘様へ
コメントを頂きまして、有難うございました。

そうですね。

僕も後から気付く事が多いです(笑)が、
今後はその場その場で気づいてゆく様に
努めて行きたいと思います。
のぶさわ 正明 [URL] 2016/02/06(土) 12:07 [編集]

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