お伝えしたいことは「運命は改善できる」ということです。
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05/24
おくゆかしい
        澤谷 鑛

 友人のカウンセラーは、彼の父親が大学の講師で、学生にカウンセリングもしていた頃に親交があった。その頃彼は、高校生だったのを覚えている。彼の父親とのつきあいで彼ともつき合うようになった。

 あるとき、酒を酌み交わしながら、こんな話をしたことがある。
「あなたのお父さんの友人が、私のことを“台風の目”だと呼んで、まわりのものを自分のペースに引きずり込んでしまう危険人物と言ったことがあって、“ボヤボヤしているとこっちの本音を引き出してしまうほどの危険人物”と言ったことがあるんだ」
 彼は、笑顔でこう言った。
「澤谷さんは、自分の立場からの意見は、はっきりと言うと父が生前、言っていました。辛辣に聞こえるのですよね、サラリーマン的な生き方の人には……」
「あなたのお父さんが、その場にいてね。“台風の目には力がないのですよ。台風の目のまわりですね、力があるのは。まわりの皆さんですよ”って言ってね。個人の力なんて大したことはない。そのまわりの人との関係において力が出る。だから、まわりの皆さんが大切、と聞こえました」
「確かに、いくら能力や実力を持っていても、それを発揮する場は、この時空間ですからね。自我の殻の中だけでは、自己満足かストレスを溜めるだけでしょうからね」
「そうなのですね。そのときお父さんは、“私も台風の目になりつつあります”と言われました。何の衒いもなく真面目な顔で話されるお父さんに、まわりから笑い声がもれました。たくまざるユーモアだと思いましたね」

「たくまざるユーモアですか?」
「この人生というものは、鏡の法則でいわれるように、みずからの心が鏡に映っているものなのですね。だから、鏡の法則は心の法則なのです。心が映っているのですから、完璧というものはありません。神が生きるのでも、仏が生きるのでもない。人が生きるのが人生ですからね。しかし、鏡に映る現実は、なんとも言えない“欠陥の面白さ”とか“欠陥のユーモア”というものが出て来ます。その欠陥は、欠落して何もないというようなものでなく、その奥に完全をひかえている部分的な欠落であるが故に面白いのですね」
「完全を識っているが故に不完全がわかるという、あの論理ですね。不完全が不完全をみても不完全と思わず、当たり前だからそのままにしている、という……」
「そうですね。奥行かしい。人生って、奥行かしい鏡に映る現実に囲まれて、奥へ行く。つまり、不完全の奥に完全があるから奥に行く。奥行かし。奥に行きなさい、と。つまり、人生は面白さ、ユーモアに囲まれて満喫しながらほんものに出会う旅のようなものなのかもしれません」
「なるほど」

「昔々、ある週刊誌にその週の俳句王が選ばれるページがあり、選ばれていた人が本名なのかペンネームなのかは知りませんが、豊田豊さんという実に福々しい名前の人で、選者は吉行和子さんでした」
「どんな句ですか?」
「“台風の目を棒で指し解説者”というものです。吉行さんは、なんとなく可笑しいので気に入ってしまった、とコメントしていました」
「面白いですね。解説者の予想通りに進路を取ることもあり、取らないこともあるでしょうね。解説者は台風ではありませんからね。台風に解説者の言葉を聞く耳があったら、素直に従ったり、反発したりするかも知れませんね。解説者の言葉を聞く人は、台風情報を知りたい人なのですね。当の台風には関係ないことですね」
「その解説者の解説を含めたあなたの解説が面白い!」
 彼の笑顔に、盃一杯の酒を私は飲み干して、続けた。
「もう一句、覚えているのは、“台風の目の真ん中に息をのむ”というものです。確か佳作だったと思うのですが……。小学生の頃、私は台風の目を経験したことがあります。少し前までの暴風雨とは、打って変わった静寂な世界が開けます。そしてまた、暴風雨となります。解説者の解説よりも実に息をのむ現実ですね。“台風の目を棒で指し解説者”は、ほんとうに台風の目を知っているのだろうか? と思いましたよ」
 カウンセラーの彼は、笑いながら頷いた。

澤谷 鑛 のカウンセリングは、コチラ…
澤谷 鑛 のセミナー/講演会情報は、コチラ…
コメント

澤谷先生

おはようございます。先生が日頃おっしゃる、
「不完全分かるのは完成された姿をして知っているから。」
のお言葉が更に具体的に、また先生のご経験談と共に書かれていてとても分かりやすいです。
サトウ ナオコ [URL] 2016/05/24(火) 14:11 [編集]

澤谷先生、こんにちは(^^)

いつもありがとうございます(^人^)

↓↓↓
「解説者の予想通りに進路を取ることもあり、取らないこともあるでしょうね。解説者は台風ではありませんからね。台風に解説者の言葉を聞く耳があったら、素直に従ったり、反発したりするかも知れませんね。解説者の言葉を聞く人は、台風情報を知りたい人なのですね。当の台風には関係ないことですね」

〜〜〜〜〜

私はワイドショーや芸能情報番組が嫌いで、執拗に意見をする民放が苦手です。^^;
SMAP以外はニュースを淡々と伝えてくれるほぼNHKマニアなんですが…(笑)
自分自身の嵐が去り台風の目が理解できたからなのか?ようやく客観的に観る事ができてきました。

色んな視点・視座で台風を観るのも勉強になるかも知れませんね。

なるほど〜(≧∇≦)と納得した記事を拝読できました。

ありがとうございます(^人^)

はちみつ [URL] 2016/05/25(水) 16:07 [編集]

台風の目
ひとりひとりがばらばらに見える顕在意識の言葉の世界のすぐ奥で。その言葉の裏側の陰の世界が。

境界線なく自分の感情のように認識していて。
なぜ、嘘をつくんだろう? なぜ、隠すんだろう?

全部、伝わってくるのにと思うことがあります。
でも、ふと思ったのですが。

ああ、この人はこのグラデーションから。
この自分を作りたいんだなと。

言葉にすることによって。
こういうふうになりたい自分が。
周りにキャラクターとして認識されるんだなと。



心は無いと聞いたことがあります。



自分が認識している感情や感覚の奥に。
揺らがない世界がそれらを支えているんだろうな。



そう思ってやっと。


扱いにくい自分の心というものが。
支えられているように思うんですよね。


りん [URL] 2016/05/25(水) 20:02 [編集]

友達と話したい
自分のことを。綴ればいいんだよということ。
境界線がうまく引けてない私にとっては。

大きな集合意識の渦のなかで。
感じているものを。排除して。排除して。排除して。これが自分の感情なのかなと思うけれど。

そうすると。舟に穴があいていて。
水が入ってきて沈まないように。
洗面器で水を外に出しているような自分が残る。

それは。自分ではない氣がして。

膨大な集合意識の渦の世界を。
葛藤しながらそのまま赦していくこと。
抱きしめていくことしかないと。

諦めて穏やかになってきてます。

愛情は愛情として受けとりたいから。
それに対する自分なりの答えを。
出してみたいと思いました。

すみません。
ありがとうございます。
りん [URL] 2016/05/25(水) 20:14 [編集]

追記
愛着の対象を脅かす存在がゆるせない。
でも、言えないから癒えなくて。

愛してる親には。迷惑かけたくなくて。
嫌な思いさせたくなくて。

嫌な思いをさせる人がいると。
自分が盾になって護ろうとする。

親と別の兄弟は。
それぞれがそれぞれの信頼関係があるから。
言えるのであって。

攻撃してるとか責めてるとかじゃなくて。
よりお互い心地いいポイントを探しているだけであって。それを信頼できたらいいんだけどね。

でも。まるごとそういう心が。
親に対する愛であり。

そういう理想があるから。
そうじゃないものがゆるせなくて。

わかっているからいいんだけど。
受け入れられない対象になるのは。
しんどいよね。いろいろと。

言えると癒えるから。
あとは。それぞれの宇宙でいいと思う。

ありがとうございます。
りん [URL] 2016/05/25(水) 20:41 [編集]

それぞれがそれぞれの場で
門前の小僧だった私は。いってみれば。

先生よりも、講座生の方を大事にしてきました。
先生よりも、外れていく人を大事にしてきました。

けれどそれは。
場を乱す行為ではあったと思います。

もう、自分でけりをつける時期で。

養成講座生と自分は。
いろんな面において感覚が違うことを思います。

きちんと整理をつけて。
いつでも出ていけるように。

わだかまりを残さないように。
自分が散らかしたものを綺麗に掃除して。
いつでも去っていけるように。

毎回、そんなことを思いながら書いてます。

これからは。自分のことを大事にして生きていこう。自分のことを大好きでいてくれる人に囲まれて生きていこう。

いろいろあったけど。お互い学んだね。
良かったねと言えて。それぞれがそれぞれの場所で。心地いい人に囲まれていられるといいですね。

幸せを祈ります。
ありがとうございます。
りん [URL] 2016/05/25(水) 21:48 [編集]

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