お伝えしたいことは「運命は改善できる」ということです。
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06/24
龍を考える Ⅲ
 さて、友人のカウンセラー・山口 悟さんから、
【『碧巖録』の「第三十五則 文殊前三三〈もんじゅぜんさんさん〉」に龍が出てくるのを知っていますか?】
 とのメールが届いた話に戻ります。
「垂示」に、

 垂示に云く、龍蛇〈りゅうじゃ〉を定め、玉石を分かち、緇素〈しそ〉を別ち、猶豫〈ゆうよ〉を決す。

 とあります。
 目の前のものがほんものをあらわす龍であるのか、それともただの蛇であるのか、はたまた人間をまどわす蛇であるのか、玉石を混ぜ合わせ白黒を曖昧にしてはならず、ひとり疑いためらってぐずぐずしてはならず、善悪の判断をキッチリと決めなければならない、ということです。

 頂上上に眼〈まなこ〉あり、

 とこの「垂示」はつづくのですが、これは、両眼のほかに額にもうひとつの眼があるということのようだ。両眼は「見の目」で現実を見る眼ですが、もうひとつの眼は、現実に起こる以前の心に兆しを観るということのようだ。「観の目」とか「心眼」ということなのだろうか。

 国立大学の准教授で理学博士の美崎真也(仮名)氏をカウンセリングしたとき、こんなことを話したことがあります。

「友人のカウンセラー・山口 悟さんは、〈観の目〉は瞑想……いわゆるメディテーションのようなものか? というのです。そして目というのだから、ヒンドゥー教のシバ神に象徴される第三の目ということか? と問うのです」
「シバ神の第三の目……?」
「ええ。シバ神といえば第三の目が出来た物語があります。シバ神は瞑想をよくします。一度やりだすと数百年はあっという間に経ってしまう。そこで妻はあまりに放っておかれて寂しくなり、ある日、手で背後からシバ神の目を覆ってしまうのです。すると世界は真っ暗になり、全世界は滅亡の危機に陥ったのです」
「……」
「そのとき眉間が開き、もう一つ目ができ、その目から強烈な光が放たれ世界を救ったのだそうです。興味をそそる面白い物語だと友人のカウンセラー・山口 悟さんはいいます。そのシバ神は破壊の神といわれ、リグ・ヴェーダ聖典の物語では暴風雨神ルドラを前身とし、破壊的な風水害をもたらしますが、同時に土地に水をもたらして植物を育てる、とあるようです。いわゆる世界の寿命が尽きたとき、世界を破壊、すなわち、浄化し、次の世界創造に備える役目をする神のようですね」
「デトックスに関係がありそうですね」
「そうですね。第三の目は、〈観の目〉であり〈心眼〉なのではないか? と友人のカウンセラー・山口 悟さんは言います。私は、確かに〈心眼〉は心で現実を見切ると思いますが、〈観の目〉は、澄み切った心が澄み切ったがためにみずからの存在と出会ってしまう、と思うのです」
「認識論と存在論ですね」
「そうですね。日常生活では、ものそのものを見ているというよりも、時計を見るのは時間を知るためのもの、椅子は座るためのもの、林檎はたべるためのもの……と利用しているだけで、自分に対して利用価値があるかないかに終始します。そのものをつくづく眺めたことのある人は少ないわけです。美しい菫の花と言葉にしただけで、もう花の形も花びらの色も見るのをやめてしまう。大切なのは、言葉にならないものを感ずることなのですけれどもね」
「ものを部分に分けて、要素に分けていくやり方は、ものの性質を知ろうとする知識や学問の道に通じますが、感ずるということを否定するつもりはありませんが……」
「この感ずるというのは、分析したものの姿を壊す方向とまったく別で、養い育てなければ衰弱して了うもので、分解して理解するのではなく、全体をひと目で感ずるものなのです」

 さて、「本則」には、

 殊云く凡聖同居〈ぼんしょうどうご〉、龍蛇混雑。

 文殊菩薩がいいました。凡夫も聖人も一緒に住んでいる。誰も押しのけ、退けることなく、龍も蛇も混ぜこちゃで何がほんもので何がにせものか、それを見分ける肉眼を越えたひとつの隻眼(せきがん・ものを見抜く眼識。すぐれた識見。また、独自の見識。)が大切なのです。と。

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